湘南国際村センター | SHONAN VILLLAGE CENTER
VOICE 05
国立情報学研究所
2011年2月にNIIがスタートしたNII湘南会議は、世界トップクラスの研究者が集まり、情報学の分野における課題を合宿形式で集中的に議論することによって、情報学の難問を解決することを目標としています。アジア初のダグストゥール型セミナーであり、当センターが会場として選ばれています。
今回は、運営をサポートするNII湘南会議事務局にお話を伺いました。
01

合宿形式の国際会議開催に求める施設とは

センターの使い勝手にどのような印象を持たれていますか?

参加者が議論に集中できる環境が整えられています。
大会議室だけでなく、少人数グループが利用できる小会議室も複数あり、様々な用途に活用することができます。また各会議室にはプロジェクターや壁面ホワイトボードが備え付けられているため、活発な議論をすることができます。
会議室だけではなく、ラウンジスペースを利用できることも魅力的です。リクエストしたドリンクと軽食が用意されているので、いつでも気軽な会話を楽しみながら、初対面でも交流しやすい雰囲気が作ることができています。
ラウンジスペースを含めたワンフロアを24時間貸し切りにしていただいているので、周囲への影響や活動時間を気にする必要がないことも、一層活発な交流・議論につながっています。

02

プログラムの工夫

4泊5日と長い日程ですが、会議参加者は満足いただいている様子でしょうか?

プログラムの中にバンケットや半日観光を組み込んでいるので、とても満足されています。
半日観光は、センターから車で30分の「鎌倉」を訪問しています。歴史ある日本文化に触れていただき、観光の最後には日本料理を楽しむ、参加者から好評のプログラムです。リピーターも多いので、飽きないように複数の観光コースをご用意くださっています。また、外国人がメインなので、楽しんでいただけるよう通訳ガイドもつけていただいており、大変助かっております。
研究から離れて観光の要素が入ることでリフレッシュしつつ、コミュニケーションを深められていると考えています。

03

参加者へのケア

初めて来日する、という参加者もいらっしゃると思いますが、アクセスでの戸惑いや滞在中のトラブルはありませんか?

参加者は来日前からセンターの担当者とやり取りを行っています。英語で対応してくださるので、気になることや不安がある場合でも、現地と直接連絡することができます。また、滞在中も英語で対応していただいておりますので、会話に不自由することはありません。

04

今後への期待

これまでの10年間で150回、約3,700人が参加してきましたが、その成果や今後に期待することは?

これまでの10年間で、複数回セミナーへ参加される方や、オーガナイザーとして複数回開催している方も多くおります。新型コロナウイルス感染症の影響により、しばらく開催できておりませんが、リアルな場で、センターでの開催を待ちたいというオーガナイザーばかりです。湘南会議の目標である情報学の課題を解決するだけではなく、初対面の研究者がすぐに打ち解けて、活発な交流をして新たなネットワークを作り出せることも、魅力の一つであるからだと感じています。
十分な環境が整えられていると思いますが、プールと卓球場以外にも、ビリヤードや音楽室のような場所もあれば、より一層交流の場や議論の間の息抜きになると思います。また、リピーターが増えてきているので、エクスカーションにもっとバリエーションがあれば嬉しく思います。

COMPANY INFO
会社情報
国立情報学研究所National Institute of Informatics

国立情報学研究所(National Institute of Informatics)は、情報学という新しい学術分野での「未来価値創成」を使命とする国内唯一の学術総合研究所です。